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【NEXT・次へ】陸上・生馬「一番の違いはフィジカル」




「世界のトップ選手との違いを1つに絞るのは難しいですが、一番はフィジカルだと思います」


陸上・男子(T54:車いす)100mの日本記録保持者である生馬知季は、パリ・パラリンピックを振り返り、こう話した。

パラリンピックは2021年の東京に続き、2度目。国内トップ選手として100mは決勝進出さらに上位を目指して臨んだが、予選敗退に終わった。

予選は2組(各組7選手が出場)行われ、各組の上位3着までの選手とタイム順で上位2選手の計8名が決勝に進出。生馬は予選2組目5着、タイムは14秒73で、予選出場14選手の中で10番目のタイムだった。


自分に足りていないものは、何か?

新たに取り入れることができるものは、何か?

その1つとして考えたものが、フィジカルなのだろう。


「自分はウエイトトレーニングする中でもあまりパワーがない。トップの選手は、ベンチプレスで100~120kgを挙げられるようなフィジカルを備えていると思います」


来年は、体づくりを重視して取り組む考えだ。


■生馬知季選手(32歳、WORLD-AC所属)

パラ陸上・男子(T54:車いす)の100m(13秒93)、200m(24秒82)、800m(1分31秒10)の日本記録保持者。

パリ・パラリンピックでは100mのほか、ユニバーサル・リレー(4位)に出場した。

9月28日‐29日に高松市で開催されたジャパンパラ陸上競技大会では、100mと800mに出場し、両種目で優勝した。


(9月29日ジャパンパラ陸上競技大会にて取材・撮影:河原レイカ)

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