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【東京デフリンピック】 陸上日本がメダルラッシュ! 山田が男子200mで銀。400m金に続くメダル獲得も、「まだ、折り返し地点」

  • paraspoofficial
  • 11月24日
  • 読了時間: 2分
男子200m銀メダルの山田真樹選手
男子200m銀メダルの山田真樹選手

 東京デフリンピックは大会9日目を迎え、陸上競技の日本は新たに銀メダル2個、銅1個を積み上げた。

 

男子200mでは、同400m金メダルの山田真樹が自身のもつ日本記録を0.05秒更新する21秒61(-0.6)で銀メダルを獲得した。

 

「400mのテーマは『自分との戦い』だったが、この200mでは『感謝を示すこと』だった。メダルが取れてよかった」

 

200mは2017年のサムスン(トルコ)大会で優勝したが、連覇を狙った前回カシアスドル(ブラジル)大会ではコロナ禍による日本選手団の途中棄権のため走れず、悔しさだけが残った。8年ぶりとなったこの日のレースは100mのメダリスト3人が揃うなど強豪ぞろいで、2着以下はフィニッシュ前に混戦となったが、山田が0.02差で100m銀メダリストに先着。スタンドから送られた多くのサインエールに、力強い走りで応えた。

 

「抜かれることは想定内だった。慌てることなく地面を押す感覚でタテの動きを意識した。山田のプライドにかけてメダルを獲ることは譲れなかった」と振り返った。

 

山田はこのあと、4x100mリレーと4x400mのリレーへの出場が予定されている。「出場4種目すべてでメダルを獲る」を目標にする山田は、「まだ折り返し地点。リレーのテーマは『日本を一つにする』。体調を整えて、頑張りたい」と気を引き締めた。

 

また、同じレースを走った、「長年のライバルであり、親友」と山田が話す100m銅の佐々木琢磨は21秒98のタイムで7位だった。100mのスペシャリストであり、「難しい種目だった。100mの疲れもあったが、代表の責任感で出場を決めた。インレーン(1コース)で21秒台を出せたのは自信になった」と手応えも口に。

 

レースの前にも後にもハグをし合った山田には、「心からおめでとうと言いたい。真樹の成功を喜びたい」と称えた。佐々木の最終レースは山田も走る4x100リレーだ。日本記録(41秒15)を超え、「40秒台で世界デフ記録更新」を狙う。「観客と気持ちを一つに、頑張りたい」

 

リレー2種目はトラック最終日の24日に号砲を迎える。



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(フリーライター:星野恭子)


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