【ジャパンパラ車いすラグビー】「全員で勝つ」掲げ、日本が優勝
- paraspoofficial
- 7月27日
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ジャパンパラ車いすラグビー競技大会(7月24日~26日、ウイングアリーナ刈谷)の決勝で、日本は韓国に56対49で勝利し、優勝した。
今大会は、日本、韓国、ニュージーランドの代表チームと、日本のエキシビジョンチームが参加した。2025年5月9日現在の世界ランキングで、日本は1位、ニュージーランドは8位、韓国は14位。
決勝戦の日本対韓国は、前半(第2ピリオド)終了時に26対26と互いに譲らない展開となったが、第3ピリオド以降、日本が韓国を突き放した。
車いすラグビーは各チーム4選手で対戦する。また、各選手は障害の程度により持ち点(クラス)が付けられる。クラスは、障害の重い方から0.5~3.5まで0.5刻み7段階となっており、コート上の4選手の合計は8点以下の上限で構成しなくてはならない。ただし、女性の選手は、2.0~3.5の選手は1.0点、0.5~1.5の選手は0.5点が上限に追加される。
選手それぞれのパフォーマンスと持ち点を踏まえて、4選手をどのように組み合わせるかが戦術となる。
今大会の日本代表チームは、長谷川勇基(クラス0.5)、川口健太郎(クラス0.5)、小川仁士(クラス1.0)、若山英史(クラス1.0)、草場龍治(クラス1.5)、羽賀理之(クラス2.0)
河江大輝(クラス2.0)、青木颯志(クラス2.5)、荒武優仁(クラス2.5)、堀貴志(クラス2.5)、白川楓也(クラス3.0)、橋本勝也(クラス3.5)の計12選手。予選、決勝ともに各試合中、メンバーを頻繁に入れ替え、複数の組み合わせを試すようにして戦った。


日本チームの攻撃の柱で、今大会のキャプテンを務めた橋本勝也(クラス3.5)は、決勝終了後の取材で、「全員が出場して勝利を目指すという目標を掲げていた中で、全員出場して、そのうえで勝ち取ることができたということは、本当に意味のあるものだと思う」と話した。

(写真/取材:河原レイカ)
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