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【ミラノ・コルティナ冬季パラ】バイアスロン 佐藤圭一「悔いはありません」

  • paraspoofficial
  • 22 時間前
  • 読了時間: 3分
佐藤圭一選手
佐藤圭一選手

3月13日、競技最終日となった13日に男女スプリントパシュートが行われ、日本から3選手が出場した。男子立位の佐藤圭一(ジェイテクト)が予選突破して決勝で12位、同座位の源貴晴(アムジェン)も同様に決勝に進み22位だった。女子立位の阿部友里香(日立ソリューションズ)は予選11位だったが、トップ選手とのタイム差の規定により決勝には進めなかった。

 

バイアスロンは滑走と射撃(1回5発)を交互に行い、射撃のミスにはペナルティも課され、最終的なタイムを競う。スプリントパシュートは予選、決勝ともに3周する間に2回の射撃を行う。射撃のペナルティは予選ではミス1発で15秒が加算され、合計タイムがトップ選手の130%以内の選手が決勝に進出。決勝では予選トップ選手が最初にスタートし、以下は各選手がトップ選手とのタイム差順にスタートする。射撃のペナルティはミス1発につきペナルティループを1周する。1番手でフィニッシュした選手が優勝する。

 

佐藤は予選では射撃をノーペナルティで走り抜け決勝に進んだが、決勝では2発外した。「最終レースの予選でようやくクリーンでまとめられたのは最低限の仕事。決勝では風が出始めた中で冷静に射場状況をコーチに確認し対応できたものの、2発のミスで順位を上げるには力不足だった。納得できるレベルではないものの、力は出し切った。今の自分のコンディションでのパフォーマンスに悔いはない」と振り返った。

 

佐藤はこの後、15日のクロスカントリースキー種目を最後にスキー競技からの引退を表明した。長年、バイアスロンをメインにパラノルディック日本代表を牽引し、冬は2010年バンクーバー大会から5大会連続出場。パラトライアスロンとの二刀流にも挑み、2016年リオ夏季大会出場も果たした「鉄人」だ。昨秋、腹膜炎を発症して入院し、2週間も練習から遠ざかるなど出遅れたが、不屈の精神で代表入り。大会前半も風邪気味で万全ではないなか、精いっぱいのパフォーマンスを披露した。

 

「自分の限界に挑戦しようとスキーを始めたが、その限界まで来たなと自分で判断した。悔いはありません。これで最後。夏はまだ分からないが、次のフェーズに進みます」

 

バイアスロンは滑走によって上昇した心拍を、いかに速く落ち着かせて射撃を行えるかが重要な競技だが、日本では銃刀法の関係もあり、競技用ライフル銃で練習できる拠点は少ない。海外勢とは「経験値」の差は顕著であり、春先の緩んだ雪も足かせとなった。

 

小舘操ヘッドコーチは、「今大会、バイアスロンでは皆様からの期待に応えることはできなかったが、来シーズンに向け、さらなる強化、努力をしていきたい」と話した。

 

源貴晴選手
源貴晴選手
阿部友里香選手
阿部友里香選手

(取材:フリーライター:星野恭子)  

(提供:日本障害者スキー連盟/撮影:吉村もと)

              


■パラアイスホッケー/ミラノ

日本は8位。このステップを未来に

 


日本は3月14日に7-8位決定戦に臨んだが、スロバキアに0-1と敗れ、今大会は0勝5敗の8位で終えた。

 

ベテランと若手が融合した新生チームで昨秋の世界最終予選を制し、2018年平昌大会以来の出場権をつかみ取った日本。だが、銀メダルを獲得した2010年バンクーバー大会以来となる勝利は次の出場機会まで持ち越しとなった。

 

日本は5試合で通算3得点。そのうち2点を決めた初出場の20歳、伊藤樹は大会閉幕に向け、「この素晴らしい大会に立てたことと、大会で勝てなかった悔しさを忘れずに4年間頑張ります」と日本パラリンピック委員会を通してコメントを寄せた。また、5大会出場で2010年バンクーバー大会銀メダリストの55歳、須藤悟は「5大会の歩みに感謝し、日本の未来へつなげたい」と同様にコメントした。

 

この経験を、悔しさを、さらなる進化の糧にする。


(取材:フリーライター星野恭子)

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