ミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックが開幕、アルペンスキー村岡がメダル第1号
- paraspoofficial
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ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会の開会式が3月6日、イタリアのヴェローナで行われ、ミラノ、コルティナダンペッツォ、テーゼロの3都市で大会が開幕した。
冬季大会としては1976年第1回大会以来、50周年の記念大会となる。過去最多の55の国・地域から611選手がエントリーし、6競技79種目で熱戦を展開する。
日本選手団は海外開催の冬季大会としては過去最多となる44選手と競技パートナー2名が全6競技に出場する。チームスローガンは、「挑め、心ひとつに。」。初の広域開催のため選手村なども3エリアに分かれる異例の大会だからこそ、チーム一丸となってそれそれのベストパフォーマンスを目指す。
競技は7日から本格的にスタートし、15日まで各会場で競技が行われ、同日夜に閉会式がコルティナダンペッツォで行われる。
ここでは、前半3月7日から9日までの日本代表選手団の戦いぶりをリポートする。(文中記載の日程はすべて現地時間)
■アルペンスキー/コルティナダンペッツォ
村岡 「とても緊張したが、滑り切れて嬉しい」
競技は7日の男女滑降からスタート。8日のスーパー大回転で、女子座位の村岡桃佳(トヨタ自動車)が銀メダルを獲得した。今大会の日本勢メダル第1号。
村岡は過去3大会で金4個を含む9個のメダルを獲得し、「冬の女王」として知られるが、表彰式で銀メダルを首にかけ、「また一つ、大きな意味を持ったメダルになった」と笑顔を輝かせた。実は昨年11月、今大会に向けた練習中に転倒し、左鎖骨を骨折。手術、リハビリを経て2月に雪上練習に復帰したばかりだった。
今大会は負傷後初のレースとなったが、「コースも難しく、とても緊張したが、滑り切れて嬉しい」と安堵。2大会ぶりの有観客でのパラリンピックとなり、フィニッシュする村岡を大歓声が出迎えた。「自分の復帰レースとして、(歓声は)すごく嬉しかった」とかみしめた。
これで通算10個目のメダル獲得となり、同じ競技の先輩で、今大会の選手団団長を務める大日方邦子さんと並んだ。
「(大日方さんの)背中は遠いなと思っていたが、気がついたら自分が並んでいて、びっくりする気持ちもある。いろんな先輩方の背中を追いかけてスキーをしてきているので、そこにメダルの数として並べたことは嬉しいし、(自分も)いつか後輩たちに、『この人の背中を追いかけていきたい』と思われる選手になれるよう頑張りたい」とうなずいた。
なお、村岡は9日、前半のスーパー大回転と後半の回転での合計タイムで競うアルペン複合にも出場し、惜しくも5位だった。


また、男子座位の鈴木猛史(カヤバ)が滑降(7日)とアルペン複合(9日)で6位に、スーパー大回転(8日)で7位入賞。森井大輝(トヨタ自動車)もアルペン複合で5位に入賞した。
(取材・執筆:フリーライター:星野恭子)
(写真提供:日本障害者スキー連盟/Hiroyuki Yakushi)