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トラック勝負で競り勝ち、自信に

  • paraspoofficial
  • 4 時間前
  • 読了時間: 2分

車いすマラソン女子・仲嶺


優勝者会見で話す仲嶺
優勝者会見で話す仲嶺

 東京レガシーハーフマラソン車いす女子は、仲嶺翼(ミサトスイミングスクール)が土田和歌子(ウィルレイズ)に競り勝ち、52分14で優勝した。3位は、瀧村和美(日本オラクル)1時間0分22だった。レースは土田と仲嶺が2人が先頭を争う展開。国立競技場のトラックでの勝負になり、仲嶺が先にゴールに入った。

 

 「土田選手とずっと一緒に走っていったんですが、最後にスプリント勝負になるとは思っていなかった」と仲嶺。

 これまでは同様のレース展開になると、土田に競り負けてしまうことが多かった。「これまでは勝ち抜くことができてこなかったので、今回それを経験できて、ありがたかったです」と話した。

 

 今年8月にシドニーマラソンに出場した際に、坂道が多いコースに苦戦した経験を踏まえ、帰国後からウエイトトレーニングに力を入れた。まだ1か月程度だが、「これまで漕ぎきれなかったところが、しっかり引っ掛かって漕ぐことができた感触があった。これまでへたってしまっていたところも、しっかり走れたところがあった」と成果を感じている。

 今後もトレーニング内容や車いすなど道具を見直し、マラソン自己ベスト記録(車いす女子日本記録1時間35分50、2019年)の更新を目指す。



◆仲嶺翼(喜納翼)(1990年5月18日生)

 東京パラリンピック(2021年)、パリ・パラリンピック(2024年)日本代表。


※東京レガシーハーフマラソン:東京オリンピック・パラリンピック2020大会を契機として、スポーツや健康増進の意識醸成などを目的として、2022年から始まったハーフマラソン大会。国立競技場をスタート・ゴールとし、オリンピック・パラリンピックのマラソンコースの一部を活用している。パラアスリートは車いす、視覚障害の部門があり、エリートランナー、一般ランナーが出場。

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